ステーショナリーに関して、日頃感じていることやお店であったことなど、万年筆の話題を中心に週1回(毎週金曜日)の更新でお伝えするコーナーです。
このコラムを読んで皆様がそのペンに興味を持たれて、使ってみたいと思っていただけたらとても嬉しく思います。
2012.04.27 Cigarのある生活 オマスのローカル色
2012.04.12 大切な毎日のために~工房楔・デスクトレー発売~
2012.04.06 WRITING LAB.オリジナルインク Quadorifoglio(クワドリフォリオ)
2012.03.15 オリジナル万年筆「Cigar」とインク
2012.03.09 サマーオイルメモノート、革封筒に新色追加
2012.02.10 WRITING LAB.が目指すものを表現したデスク
2012.01.27 美しい文字が書けるペン パイロットシルバーン
2011.12.23 忘れていた書く楽しみ ペリカンM1000
2011.12.16 WRITING LAB. サマーオイルメモノート
2011.11.25 大和出版印刷 CIRO 白にこだわったノート
2011.11.04 ファーバーカステル250周年エレメント オリーブ
2011.10.28 WRITING LAB.立ち上げとキャンバス地ダイアリーカバー
2011.10.21 パイロット キャップレスマットブラック 名作の復刻
2011.10.14 万年筆で書ける和紙 きよこハウスみつまた紙
2011.09.09 素材の厚さ ~工房楔 クローズドエンド万年筆~
2011.08.19 中間の忘れられやすい存在 ペリカンスーベレーンM600
2011.07.01 M1005デモンストレーター オーバーサイズへの誘い
2011.06.24 オマス「マザーオブパールマルーン」 小豆色の復活
2011.04.30 ペリカンM800イタリックライティング
2011.04.22 革と万年筆 カンダミサコ2本差しペンシース
2011.04.08 フォーマルなボールペン・ファーバーカステル エボニー
2011.04.01 タフなモノに惹かれる ル・ボナー3本差しペンケース
2011.03.18 プロフィット30周年記念万年筆ブライヤー
2011.03.11 カンダミサコ文庫本サイズノートカバー・大切に使いたい設え
2011.03.04 ペンシルエクステンダー楔トゥラフォーロアルミ
2011.02.25 カンダミサコ新作「ブッテーロ革ペントレイ」完成
2011.02.18 自分らしいインク色探し ~当店オリジナルインクについて~
2011.02.11 実用的に意味のある吸入式 ”カスタム823”
2011.01.21 唸らせるペリカンらしさ M320 ルビーレッド
2011.01.07 ペリカンM450 伝わりにくかった上質
2010.12.10 オリジナルダイアリーとダイアリーカバー
2010.11.19 カンダミサコミネルバボックスノートカバー
2010.10.29 趣味の道具か、実用か ペリカンM800ブルー・オ・ブルー
2010.10.15 追い込まれて出会った道具「Liscio-1薄型ノート」
2010.09.24 アウロラマーレリグリア・ロマンを感じるもの作り
2010.09.03 日本万年筆の伝統 セーラー木軸スタンダード
2010.08.27 旧来オマスの魅力を持った新製品 ”クルーズ”
2010.07.09 ヘミングウェイにも勧めたい 楔ペンシルホルダートゥラフォーロ
2010.05.21 オリジナル万年筆 セレネ初回ロット完成
2010.04.29 旅ノートとブルーブラック、2本目の旅万年筆
2010.04.23 アルボレス 美しいペーパーステーショナリー
2010.03.26 Liscio-Port(リスシオ・ポルト)メモホルダー
2010.03.12 オンリーワンの存在感 ラミー サファリ
2010.03.05 ジャケットのポケットにライフクロス手帳
2010.02.16 カンダミサコさんのペーパーウェイト発売
2010.01.07 オリジナル万年筆 Selene(セレネ)
2009.11.27 木の良さに甘えない ~クローズドエンド楔 万年筆~
2009.11.20 リスシオダイアリーカバー完成2~ダブルの誘惑~
2009.11.13 オリジナルダイアリーカバー完成1 ~シングルタイプ~
2009.11.06 インクが表現する世界観~セーラー季節限定インク色織々冬~
2009.10.23 作家たちの傍らにあった小判型のペントレイ
2009.10.09 Pen and message. 2nd Anniversary キーホルダー完成
2009.10.02 吸入式であるということ セーラープロフィットレアロ
2009.09.25 イベント 楔の奏でる木の文具展を終えて
2009.07.31 ヨーロッパ伝統工芸品の佇まい カランダッシュ エクリドール
2009.07.17 バラ紙と綴じたメモとコラボメモカバー新作
2009.07.03 リスシオ1製品第1弾発売~理想の紙を作ってしまった印刷会社の社長の情熱~
2009.06.19 デュポン 「ディフィ」ボールペンリフィル
2009.05.15 ファーバーカステル新作イントゥイションに見るトレンド
2009.05.01 マーレン ~掘り下げる楽しさと万年筆の広がりのバランス~
2009.04.17 ~ペンのアクセサリーという考え方~ ペンクリップ発売
2009.04.10 変わらないという戦略~ヤード・オ・レッド~
2009.04.04 さりげなくメモをとり、生かす ~コラボメモカバー~
2009.03.27 Conplotto-10(コンプロット-ディエーチ)
2009.03.06 神谷利男著 「My Favorite Fountain Pens」
2009.02.06 ペリカン「ポーラーライト」と大人たちとの時間
工房楔 芯ホルダー
当店が工房楔の永田さんの作品を扱うようになって2年半が経ちました。
その頃から永田さんは筆記具のバリエーションをいくつかお持ちでしたが、最もインパクトがあって、代表的なペンはパトリオットボールペンで、他のアイテムはそれほど強い個性を持っていなかったように思いました。
しかし、永田さんは持ち前の行動力と探求心でご自分の作品群の見直しを行い、木工家のペンというカテゴリーを越えた、筆記具として、自信を持ってお勧めできるものを増やしていきました。
刳り物という工作としてはとてもプリミティブな方法を使い、だからこそ素材本来の良さを引き出せ、愛着を持って使い続けることができる、それが工房楔の特長です。
ですが楔の製品のさらに良いところは、木の良さを楽しむため、不必要な加工が施されていない「素材本来」に出会えるところだと思っています。
木製の万年筆は以前から様々なものが各メーカーから発売されてきました
が、割れ防止を気にし過ぎて、過剰に加工されたものが多く寂しくなります。
そこには大量生産に向かない素材を無理に均一な感じにしようとしている、作り手のお客様に強く言えない弱さのようなものを感じます。
永田さんの作品は、材質を見極める確かな目と、それをありのままの姿に美しく削り出せる腕があって初めて実現するもので、それらが揃っていることが多くのお客様が楔の商品に魅せられる理由なのだと思います。
先日のイベントから発売されている芯ホルダーが大変好評です。
デザイン自体は全く奇をてらわないオーソドックスなものですが、私はそういう物の中にこそ永く愛される名作があるのだと思っています。
デザイン的に目立った所はなく、シンプルに握りやすさだけを考えて作られたボディに、とても偉そうな言い方で恐縮ですが、考え抜いて一皮剥けた永田さんを感じました。
芯ホルダーの機構は、2mmの芯を使うノック式です。
万年筆をよく知る人の間では、製図用芯ホルダーのようなドロップ式ではない、モンブランピックスなどを連想させるノック式の方が印象は良いかもしれません。
私の勝手な思いこみですが、ペンシルの方がボールペンよりも趣味的な要素が強いような気がしますので、永田さんのペンはペンシルであって欲しいと思っています。
⇒工房楔 芯ホルダー

